遊興施設の営業時間拡大 世論調査で過半数が反対
タイ政府はバーやクラブなどの遊興施設の営業時間を現在の午前2時までから午後4時までに拡大する方針とされるが、タイ国立開発行政大学院大学(NIDA)はこのほど、この規制緩和に大多数が反対との世論調査結果を発表した。調査は10月17~19日にかけて実施され、20歳以上の1310人が回答した。
閉店時刻を現在の午前2時から午前4時に変更するのをどう思うか」との質問に対しては、過半数が「同意できない」と回答。また、41.7%が「今まで通りに午前2時で閉店すべき」とした。また、「閉店時刻を早めるべき」が8%、「遊興施設の営業を許すべきではない」が4.3%とあんった。営業時間拡大の対象エリアはどうすべきか」との質問には、23.6%が「観光地に限定すべき」、17.5%が「全国」と答えた。また、「政府は遊興施設の営業時間拡大を観光収入などの増大につなげようとしているが、どう思うか」との質問には、54・4%が「増大しない」、44・27%が「増大する」と回答。「遊興施設に行ったことがあるか」との質問では、55.6%が「一度も足を踏み入れたことがない」、44.3%が「過去に入ったことがある」と回答した。