タイ最南部 テロリストが寺院襲撃 治安当局の対応を批判する僧侶も
イスラム過激派のテロ頻発で治安が極度に悪化している最南部3県のひとつ、ナラティワート県で1月18日、寺が襲撃され僧侶が撃たれて死傷したことから、国内治安作戦司令部(ISOC)では、寺と僧侶を守るための措置を見直すことにした。
最南部では寺と僧侶そして仏教徒も過激派の攻撃対象となっている。
ただ、僧侶の中からは、「事件が起きる度に当局は治安対策を強化すると言っているが、何も変わっていない」と当局の対応を批判する声も出ているという。
なお、18日の襲撃では、スンガイパディ郡の寺が襲われて同郡の僧侶のトップである住職とその補佐の僧侶の計2人が死亡したほか、僧侶2人が負傷した。