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環境に配慮 グリーンイグアナの輸入を禁止 タイ政府

タイ天然資源環境省は11月20日、環境への悪影響が懸念されるため、暫定的な措置としてグリーンイグアナの輸入を禁止すると発表した。中米などを原産国とするグリーンイグアナはタイの一部で外国から持ち込まれたものが個体数を増やし、生態系への影響が懸念されると報じられている。

同省国立公園野生動植物保護局(DNP)のアタポン局長代行によれば、中央平野に位置するロッブリ県でグリーンイグアナの増加が確認されたことから、一時的にこのトカゲの輸入を禁止することにしたものという。同県ではグリーンイグアナによる作物被害も報告されている。

局長代行は、「グリーンイグアナは野生のものが最近急に増えており、環境や生態系への影響が懸念されている。グリーンイグアナはタイには生息していなかったものだが、野生のものがなぜこのように増えているかは今のところ不明」と説明する。

なお、これまでにイグアナを飼育していると当局に届け出た人は合計244人。飼育数は合計3419匹で、うち982匹が東部チョンブリ県で飼育されているという。

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