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ピザメーカー2社が無謀な値引げ 注文激増で1社は生産に遅れ、1社はシステムパンク

バンコクでは先ごろ、大手ピザメーカーの間でマーケットシェア拡大を狙った過激な値引き競争が展開された。

口火を切ったのはマイナーフード傘下のザピザカンパニー。これまでに1枚299バーツだったミディアムサイズを一挙に99バーツに値下げした。だが、注文が急増したのはよかったが、生産が間に合わず、迅速に配達することができずに客を長時間待たせることになり、同社はこの値下げプロモーションを打ち切らざるを得なかった。

その翌日、今度はライバルのピザハットがミディアムサイズを1枚299バーツからザピザカンパニーより1バーツ安い98バーツに値下げ。これを知ったザピザカンパニーはネット上に「値下げはまねできても、我々の味はまねできない」と投稿し、対抗意識をむき出しにした。

ピザハットはザピザカンパニーと同じ過ちを繰り返さないよう、注文日の翌日か翌々日にピザを受け取れるとしたが、注文殺到でシステムがパンク。間もなくプロモーション終了を宣言した。

ピザ愛好家からは、ドミノピザにも値下げ競争への参戦を期待する声が上がったが、ドミノピザ側は「ピザと言えばドミノピザ、これを忘れないでください。私たちはあなたたちのために最も美味しく、フレッシュで、最高のピザを作ることを約束します」とのメッセージをネット上に投稿しただけで、同じ轍は踏まなかった。

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