バンコク都庁運営スポーツセンターの器具購入で不正疑惑 市価を大きく上回る購入価格
バンコク都庁が運営するスポーツセンター2カ所で器具購入に絡んだ不正疑惑が浮上していることについて、チャチャート都知事は6月6日、都庁で記者会見を行い、器具調達に通常と異なる点が確認されたと認めた。
問題となっているのは、クロンサムワー区のワリーピロム公園とチャトゥチャク区のワチラベンチャタート公園にあるスポーツセンターで、フィットネスマシンなどの購入に非常に多額の資金が投入されていることが最近になって判明した。これまでの調査で、購入価格が市価を大幅に上回っているものが多数見つかったという。このほか、都庁運営の他の7カ所のスポーツセンターでも器具購入に不正が疑われる点があると指摘されている。 チャチャート都知事によれば、疑惑については都庁が関係当局と協力して調査している段階で、不正が確認され次第、速やかに法的措置を執るとのことだ。