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メチルアルコール入り密造酒で8人死亡 再発防止のためアルコール関連の知識普及策協議

酒類規制を検討する下院委員会のウィサン委員長はこのほど、メチルアルコールを混ぜた密造酒を飲んで大勢の人が重症で入院したり、9月3日までに計8人が死亡したりする事件が起きたことを受け、同委員会が関係当局と再発防止策について協議する予定だと明らかにした。

この種の事件は諸外国では時折報じられているが、タイではこれまでほとんど起きていなかった。タイでは以前から個人消費用にどぶろくを造ることが認められているが、どぶろくに加える添加物に関する知識の欠如が今回の事件の原因と考えられるという。

メチルアルコール(メタノール)は、アルコールの一種ではあるものの、人体には有害で、体内に取り込むと代謝によって蟻酸を生成するため、飲用すると失明や代謝性アシドーシス(酸血症)に至る危険性があり、死亡する場合もある。

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