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運輸省 悪徳バス会社が証拠隠滅図った違法改造バスをGPS装置頼りに発見 5台押収

バンコク北隣パトゥムタニ県で大型バスの火災により乗っていた学童ら23人が死亡した事故で、関係当局は10月4日までに、同バスを所有していたシンブット・ツアー社からバス5台を押収したことが分かった。事故を起こした圧縮天然ガス車のバスは、搭載ガス容器の上限6個を超えるガス容器が積まれていたが、同社が保有する別のバス5台も規則に反してガス容器が11個搭載されていたことから押収されることになった。

スリヤ運輸相によれば、事故原因究明に当たっている関係当局はシンブット・ツアー社に対し、検査のために保有する他のバスを指定の場所に持ってくるよう伝えていたが、同社は証拠隠滅のため要請に従わず、バスの所在が不明となっていた。

このため、当局はバスに取り付けられているGPS装置を頼りに東北部ナコンラチャシマ県の車庫にバスが隠されていることを確認し、押収した。 なお、これまでの報道では、燃えたバスは走行中に前輪が破裂して火が出て瞬く間に火が車体全体に広がったと報じられていた。しかし、事故車の検分ではタイヤ破裂の痕跡は見つからず、車輪のシャフトが壊れて地面と擦れていたことが確認されたという。

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