タイ最南部でまたもイスラム過激派による爆弾攻撃 複数か所で爆発し7人が負傷
タイ南部14県のうち最も南に位置する3県のひとつ、ナラティワート県で10月18日、スガイパーディー郡の複数か所で爆弾が爆発し、治安要員計7人が負傷した。
警察によれば、電柱に仕掛けられていた爆弾2個が午前5時53分とその3分後に爆発したが、負傷者はいなかった。しかし、しばらくしてリコ地区の橋の近くで治安要員を乗せた車両が通りがかったところで爆弾が爆発して5人が軽傷。午前9時55分にも爆弾が爆発して警察官2人が負傷して病院に搬送された。
ナラティワートを含む最南部3県と隣接するソンクラ県の一部では、20年ほど前からイスラム過激派の仕業とされる殺人・爆弾事件が多発しており、死傷者数は2021年時点で2万人を超えている。