バンコク都庁が涼期の大気汚染対策を強化へ 黒煙まき散らす車両を検査
バンコク都庁広報担当者が、「都庁はPM2.5濃度の引き下げに重点を置いた大気汚染対策に取り組む方針」と発表した。タイでは近年、首都圏や北部で涼期に深刻な大気汚染が発生しており、同広報担当者は、「最近では毎年のようにバンコクの複数カ所で11月から3月までの期間にPM2.5の濃度が安全基準の50μg/m3を超過している。PM2.5がもたらす健康被害を軽減すべく、バンコク全50区に対し速やかに対策を講ずるよう指示した」と報告。具体的には、黒煙をまき散らして走行している車両の検査、警察との協力による違法駐車の取り締まり強化などが指示されている。
なお、PM2.5濃度であるが、日本の環境基準では、1年平均値15μg/m3以下かつ1日平均値35μg/m3以下が健康面で望ましい数字となっている。