チャトゥチャク・ウイークエンド・マーケットをタイのソフトパワー発信の中心地に開発
タイ国家ソフトパワー開発委員会のスラポン委員長によれば、同委員会は、この2年のうちにバンコクのチャトゥチャク・ウイークエンド・マーケットをタイのソフトパワー発信の中心地に開発することを計画中だ
ソフトパワーとは、軍事力や経済力などの「ハードパワ」に対するもので、価値観や文化などの魅力を指す。首相付の政策顧問委員会の副委員長でもあるスラポン氏は11月3日、「国家ソフトパワー開発委員会の最近の会合で今年度(今年10月~来年9月)のソフトパワー予算が昨年度(昨年10月~今年9月)の6億3500万バーツから23億バーツに増額されたことが報告されており、チャトゥチャク・ウイークエンド・マーケットの開発もあわせで議論された」と明らかにした。
同マーケットの1日当たりの客数は、週末が8万人ほどで、ピーク時には30万人に達する。タイ政府は以前から観光促進に積極的だが、最近はソフトパワーを活用して訪タイ外国人を増やすことに力を入れている。