在来種を脅かす西アフリカ沿岸原産外来魚の大規模駆除作戦を開始 環境に優しい方法で
西アフリカ沿岸原産のブラックチンティラピアがタイ国内の河川で増殖し、在来種を脅かす存在となっていることなどから、タイ政府はこの外来魚を300万匹取り除く大規模駆除作戦を開始すると発表した。この作戦は漁業局が主体となって進めるもので、タイ・ゴム機構、国土局、農業普及局、組合振興局、農業局などの関係政府機関が協力する。
具体的には、環境に優しい方法を用いて国内の河川や池、養魚場などからこの外来魚を取り除く。また、駆除したブラックチンティラピアは関連法律に基づいて加工するなどして有効活用される予定であり、これには農業従事者支援基金から6000万バーツが割り当てられる予定だ。