フライドライス・シンドロームに注意 購入した炒飯などの長期冷蔵庫保存に医師らが警鐘
タイでは家で料理せずに仕事帰りなどに手軽で比較的安い調理済食品を購入し、それを家で食べる人が多いが、医師などから、外で購入したカオパット(炒飯)などの料理を自宅の冷蔵庫に長期保存したことで食中毒になる「フライドライス・シンドローム」に注意すべきとの指摘が出ている。
シリラート病院の医師によれば、食材に付いている土壌細菌であるセレウス菌が冷蔵庫の中で増殖して毒性が増して食中毒になるリスクがあるという。嘔吐型セレウス菌食中毒の原因食品としては、炒飯とピラフが非常に多く、オムライス、パエリア、ドライカレーなどの米飯やスパゲティなどパスタの調理食品も保存方法によっては食中毒になるリスクがあるとのことだ。
なお、調理済食品は、火が通っているからといって油断せずに、セレウス菌などの増殖を防いで食中毒にならないよう、購入したら速やかに食べること、常温に放置しないこと、冷蔵庫に長期保存するのは避けることーなどを心がける必要がある。