大気汚染悪化 当局がプラチンブリ県の国立公園に野焼き中止を命令 中部の汚染に影響も
タイでは現在、バンコクなどでPM2・5の濃度が非常に上昇し、大気汚染が深刻な問題となっているが、国立公園野生動植物保護局はこのほど、東部プラチンブリ県のタプラーン国立公園に対し、面積約1平方キロメールの限定エリアで行われている野焼きを中止するよう命じた。
この野焼きには、バンコクなどで大気汚染が大問題となっていることから、厳しい批判が寄せられていたという。同局のアタポン局長は、「野焼きは公園内にとどまっているが、タイ中部の大気汚染悪化に繋がる恐れがある」と指摘する。
なお、タプラーン国立公園は、プラチンブリ県と東北部ナコンラチャシマ県にまたがる面積2236平方キロメートルに及ぶ広大な公園となっている。