高齢者をネット犯罪から守るクラブを立ち上げ 24年は高齢者1万4000人が被害に
スマートフォンの普及などに伴いSNSを悪用したサイバー犯罪が増加しているためタイ警察はこのほど、高齢者をこのような犯罪から守るべく、「シニア・コミュニティー・サイバー・ポリス・クラブ」を立ち上げた。
警察庁サイバー犯罪捜査課のトライロン課長によれば、「高齢者はスマホなどに慣れていない人が多く、犯罪組織の格好の標的となっている。昨年1年間だけでタイでは高齢者1万4000人あまりがサイバー犯罪に遭い、44億バーツあまりを失った」という。
今回スタートした同クラブでは、毎週土曜日午前9時から行われているオンライン・セッションでサイバー犯罪対策の情報を提供。今のところ、クラブに参加している高齢者は数十人だが、警察ではこれを1000人に増やすことを目指す。