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タイ国鉄が車内での酒販売禁止の撤廃要求へ 保健相は拒否の姿勢 飲酒者の7割も反対

タイ政府は2月21日にアルコール飲料規制委員会を開く予定だが、ここでタイ国有鉄道(SRT)は列車内でのアルコール飲料販売禁止を撤廃するよう求める方針だ。

前回の委員会でもSRTは特定の時間帯において列車内での酒販売を許可するよう要求したが、保健省が首を縦に振らなかった。この件についてソムサク保健相は、「検討の結果、プラス面よりマイナス面の方が大きいとの結論が出た」と説明。だが、SRTは、駅構内や列車内で酒が購入できれば、観光促進にプラスになるとして再びアルコール飲料販売禁止の撤廃を要求する構えだ。

なお、昨年8月にタイ国内の25の駅で実施され、駅利用者3055人が回答した調査の結果は、たまに酒を飲む人の80%、よく酒を飲むという人の67%が駅や列車内での酒販売に反対だった。酒販売に対する懸念の多くは、他の乗客への迷惑やセクハラというもので、回答者の86%が2017年に列車内で起きた13歳少女の強姦殺人事件が今も記憶にあるとしている。

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