「メホンソン県パーイ郡はイスラエル人が占拠」との情報拡散にタイ内相「誇張が過ぎる」
タイ北部メホンソン県パーイ郡を訪れるイスラエル人旅行者が多いことが話題になっており、イスラエル人に「乗っ取られた」「占拠された」との報道も散見されているが、アヌティン内相はこのほど、「誇張が過ぎる」と述べ、事実ではないと明言した。
内相は駐タイ・イスラエル大使などと現地視察した際、「イスラエル人旅行者に関する情報には大げさな表現が多い。彼らはタイの安全保障にも地元コミュニティーにとっても脅威などではない」と力説した。
なお、イスラエル大使によれば、タイを訪れるイスラエル人はコロナ禍前は年間20万人あまりだったが、近年は年間30万人程度に増えているとのこと。メホンソン県パーイ郡は、タイ国政府観光庁(TAT)のサイトでも「チェンマイとメホンソンを結ぶバスの休憩地で、気温が中部の都市より4~5℃ほど低く、1年を通して過ごしやすい山間部の避暑地。そのノスタルジックな雰囲気が都会の若者の間で人気となり、近年ヨーロピアンをはじめとする多くのツーリスト達からも注目を集めている」などと紹介されている。