会計検査院ビル倒壊 請負会社の中国系企業タイ人幹部3人を逮捕へ 行方を捜査中
3月28日のミャンマーで起きた地震の影響でバンコクで建設が進められていた会計検査院ビルが数秒のうちに完全に崩落した事故に関連して、タイ当局が工事を請け負っていた中国系企業「チャイナ・レールウェイNo.10(Thailand)」のタイ人幹部3人を逮捕すべくその所在を突き止めようとしている。
タイ版FBI(米連邦捜査局)の法務省特別捜査局(DSI)は先ごろ、同社の中国人幹部1人を逮捕したが、同幹部とタイ人幹部3人は、株の過半数をタイ人が保有しているように見せかけてタイ企業として登録したとして外国人事業法違反容疑に問われている。
また、会計検査院ビルがいともたやすく崩落したことについては、原因特定のための調査が進められているが、強度不足の資材の使用などが原因と判明した場合は責任者が処罰される見通しとのことだ。