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会計検査院ビル崩落問題 捜査当局が手抜き工事や低品質建材使用の疑いを指摘

3月28日にミャンマーで起きた地震の影響で約1000キロも離れたバンコク中心部で建設が進められていた30階建て会計検査院ビルが数秒のうちに完全に崩落した問題で、タイ版FBI(米連邦捜査局)の法務省特別捜査局(DSI)がこのほど、工事を請け負った中国系企業「チャイナ・レールウェイNo.10(タイランド)」に関する1万7620ページに及ぶ捜査書類を検察に提出した。

バンコクではほかの建物がほとんど損傷しない中、同ビルだけがいとも簡単に崩れ落ちたことについては、手抜き工事や強度不足の建材使用の疑いが指摘されているが、同書類では、タイ人3人を含む同社幹部など5人に責任があると指摘されている。なお、中国人1人は所在不明だが、DSIはいまだにタイ国内に潜伏中とみている。

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