タイで若者の梅毒感染率が増加 背景に性体験の低年齢化
保健省疾病管理局(DDC)はこのほど、梅毒に感染するタイの若者が急増していると指摘。若者に対し、危険な性交を避けるよう警告した。
スワンチャイ同局局長によれば、昨年1年間に梅毒に感染した人のうち36・9%が15~24歳の若者だった。感染する若者が増加している背景には、性体験の低年齢化、および避妊や性感染症に対する意識の低さがあるとのことだ。
梅毒は代表的な性感染症のひとつで、以前は感染者が非常に多かったが、1943年にペニシリンによる治療方法が確立して以来、感染者が大幅に減少。しかし、近年再び感染者が増加傾向に転じているという。