パタヤ在住インド人がオープンカーの後部座席にライオンの子供 波紋広げる
タイ東部チョンブリ県パタヤでインド人が高級車ベントレーのオープンカー後部座席にライオンの子供を1頭乗せている静止画像や動画がネット上に投稿。写真中のライオンは首輪をつけられ、おとなしそうだが、「危険ではないか」といった批判が出るなど波紋を広げている。
この件について、国立公園野生動植物保護局のアタポン局長は1月24日、個人がライオンを所有するのを禁止すべきとの見方を示す。同局の規則では、ライオンは危険な野生動物であり、人に危害を及ぼす恐れのある状況にライオンを置くことなどが禁じられているという。
このインド人はベントレーにライオンの子供を乗せ、たびたびパタヤの街中に現れているというが、同局長によれば、ライオンの子供の皮下に埋め込まれたマイクロチップを確認したところ、インド人男性の知人のある女性の所有物として正規に登録されていたとのことだ。
今のところタイにはライオンを個人で飼育することを禁止する法律はなく、タイ全土で24の動物園と個人がライオン153頭を飼育。チョンブリ県だけでも動物園1カ所と個人4人がライオン15頭を許可を得て飼育している。