電子タバコは再喫煙および喫煙開始のきっかけ タイでは販売禁止継続
タイでは電子タバコの販売と使用が禁止されているが、禁煙運動を展開している市民団体「アクション・オン・スモーキング・アンド・ヘルス・ファンデーション・タイランド」幹部のプラキット博士はこのほど、電子タバコがきっかけとなり喫煙をやめていた人が再び喫煙を始めたり、新たにタバコに手を出す人が増えたりしていると指摘した。
電子タバコと喫煙再開の関係性については、米国で発表された研究報告で指摘されていたもの。報告によれば、電子タバコは従来のタバコに比べて健康的な選択肢とは言えず、また、従来のタバコを吸う人を減らすことにも役立っていないという。
なお、電子タバコに関しては、税収確保などのため合法化を求める声が一部で出ているが、プラユット首相は先に「禁止を続ける」と明言している。