大気汚染悪化 バンコクの学校に空気清浄機提供 巨大空気清浄タワー建設計画も浮上
バンコク首都圏では大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が上昇し、大気汚染による健康被害の拡大が懸念されているが、教育省はこの2週間のうちにバンコクとその近隣県の国公立学校37校に空気清浄機を提供することになった。
教育相のクライサン秘書官は、「幸いなことに今はほとんどの学校が休みで(大気汚染の)影響は限られている。だが、間もなく涼期に入るため状況は悪化するだろう。このため、今から備えておく必要がある」と説明する。学校に提供される空気清浄機は3種類あり、1台当たりの値段は2000バーツ程度。
また、バンコク都庁は10月1日、バンコク中心部に巨大な空気清浄タワーを建設する計画を明らかにした。これが大気汚染軽減に有効であれば、ほかの場所にもタワーが設けられる予定だ。