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毒性の強い農薬3種 使用禁止がようやく決定 反発する農民も

除草剤のパラコートとグリホサート、殺虫剤のクロルピリホスという強い毒性を持つ農薬3種類について、約2年に及ぶ議論の末、10月22日の国家危険物委員会(NHSC)でようやく使用禁止とすることが決まった。

同委員会の議長を務めたパヌワット工業副事務次官代行によれば、具体的には、これら3種類の農薬はこれまでの第3タイプ毒物から第4タイプ毒物に変更され、生産・輸入・輸出・所持のすべてが禁止されることになった。

一方、委員会の決定を受け、使用禁止に反対する農民グループが週明けにも行政裁判所に委員会決定の差し止めを要求する構えを明らかにしている。これら農民によれば、除草などにどの薬剤を代わりに使用すればよいかわからず、また、代替の農薬があったとしても高価で農家にとって大きな経済的負担になる恐れがあるという。

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