除草剤使用禁止に米国側が実施延期要請 プラユット首相「説明する」
先に国家危険物委員会(NHSC)が3種類の農薬の使用禁止を決めたことに対し、米当局から3種類のうちのひとつ、除草剤グリホサートの使用禁止延期を求める書簡を届いたと報じられているが、プラユット首相は10月25日、タイ政府の立場を米側に説明すると述べた。
米農薬大手モンサントが開発したグリホサートは世界で最も売れているとされる除草剤だが、発がん性の疑いが強まり、最近になって欧米やアジアなどで使用禁止や規制強化に踏み切る動きが拡大している。
農業や食品の問題に取り組んでいるタイの市民団体によれば、米当局の動きはモンサントの対タイ化学薬品輸出への影響を懸念した結果と考えられるという。