タイは象牙製品をもっとも入手しやすい国か
世界自然保護基金(WWF)傘下のWWFタイランドは12月12日、中国人旅行者がタイでの象牙製品購入などをどのように思っているかを調べた結果を発表した。
象牙と象牙製品は国際取引が原則禁止となっているが、WWFタイランドは10月-12月にかけてバンコクの5か所で中国から来た旅行者214人に聞き取り調査を実施。
その結果は、「タイ国内で象牙製品を買うつもりはない」が81%、「買うかどうかわからない」が約15%、「買いたい」が4%だった。
また、「象牙製品を入手しやすい国はどこか」との質問では、「タイ」との回答が51%と最も多く、次いでミャンマー、カンボジア、香港、ラオスといった順だった。
WWFタイランドの担当者は、中国では2017年から象牙取引が禁止されており、このため中国人が象牙製品を購入するためタイに来ていると説明している。
なお、タイの法律では、アフリカ産象牙の輸出入は違法だが、タイ産象牙の購入は合法となっている。