食べ物を狙ったサルに襲われ女性が負傷 タイ政府が賠償供与 ロッブリ県
バンコクの北約150キロに位置する野生ザルで有名なロッブリ県で3月6日、地元女性が食べ物をとろうとしたサルに襲われて負傷する出来事があったが、天然資源環境省はこのほど、この女性に賠償する手続きをとったという。
女性はサルに襲われて負ったけがについて警察に被害届を提出していた。具体的には、同省のパチャラワット副大臣が国立公園野生動植物保護局に対し、人が危害を受けた場合に賠償を受けられる動物のリストにサルを加えるよう命じた。これによってサルに危害を加えられた人は自動的な賠償が受けられることになった。
関係筋によれば、サルから危害を加えられて死亡したり、身体障害者になったりした場合は10万バーツの賠償金が提供され、負傷した場合は治療費として最高3万バーツ、最長180日にわたって1日当たり300バーツの休業補償が提供される。 ロッブリ県では野生サルによる被害は以前から頻繁に報告されている。