陸軍運営のボクシングスタジアムが政府の自粛要請無視か
バンコク中心部に位置する陸軍所有のルンピニ・ボクシングスタジアムが政府の要請を無視して営業を続けたことで同スタジアムで新型コロナウイルスの小規模な集団感染を招き、国内感染拡大を加速させた可能性があることから、アピラット陸軍司令官は3月26日、事実関係を解明するための調査を命じた。
政府は3月3日、すべてのスポーツイベントについて中止を要請したが、陸軍福祉局が運営する同スタジアムは営業を続行。保健省によれば、感染者全体の4分の1程度が同スタジアムで感染した人々が原因と予想されるという。
社会活動家のシースワン氏が26日に同スタジアムの要請無視疑惑を調査するようプラユット首相に陳情。これを受けて陸軍トップが調査を命じることになった。