富裕層御曹司不起訴に首相が「捜査に複数の怠慢があった」
エナジードリンク「レッドブル」のオリジナル飲料である「クラティンデン」をタイで開発したチャリアオ・ユーウィッタヤ氏の孫であるウォラユット容疑者が2012年に悪質な交通死亡事故を起こしながら、先に検察が不起訴を決めたことに各方面から批判が噴出している問題で、プラユット首相は8月31日、「この事故の扱いにおいて怠慢があった」と認めた。
この問題については首相が事実関係解明のため設置した特別委員会から同日、100ページに及ぶ調査報告書が首相に提出された。
首相によれば、同容疑者の起こした事故に関する捜査や事故の扱いにおいて複数の怠慢のあったことが特別委の調査で明らかになったため、これを踏まえ政府は新たに委員会を設置し怠慢に関する精査を進める予定とのことだ。