シャツの背面にタイ人高僧の図柄 仏教当局がメーカーに抗議へ
米国の衣料品メーカー「シュプリーム」がタイの高僧のイラストを背面にあしらった迷彩柄のシャツを2021年春夏コレクションのひとつとして発表したことから、国家仏教事務所(NOB)が同メーカーに抗議する予定という。
NOBによれば、問題のシャツは6年前に逝去した高僧が喫煙している図柄を用いたものだが、同高僧は非常に尊敬されていた僧侶であり、NOBとしては、その図柄を商業的に利用することは非常に不適切と考えており、その旨を文書でシュプリーム側に伝える方針だ。
また、NOBは高僧が住職を務めていた東北部ナコンラチャシマ県ダーンクントート郡の寺がシュプリーム側に高僧の肖像を使うことを許可していた否かも確認する予定。