チェンマイなど北部3県の大気汚染悪化が最悪の状態に
保健省保健局によれば、北部17県ではPM2.5の濃度が上昇していて大気汚染が悪化した状態が続いているが、中でもチェンマイ、チェンライ、メホンソンの3県では濃度が特に高くて健康被害をもたらす状況となっている。
健康被害につながる可能性のあるPM2.5濃度について、タイでは、世界保健機関(WHO)の定める25マイクログラム/立方メートルの2倍である50マイクログラム/立法メートルとされているが、メホンソン県では194マイクログラム/立法メートルが観測されている。
このほか、北部では今年1月1日から3月7日までに大気汚染悪化が原因とみられる呼吸器疾患や皮膚疾患で医療機関を受診した人が25万5077人にのぼった。