タイ国立シリラート病院が貧困患者にロボット手術を無料提供
タイ国内で最も歴史ある医療機関であるシリラート病院は3月31日、創設133年を記念して経済的に困窮している患者237人に無料でロボット手術を行うキャンペーンを開始した。
国立マヒドン大学シリラート病院医学部のプラシット学部長によれば、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った手術を受ける資格があるかどうかについては病院のソーシャルワーカーが患者の経済状況を考慮して決めることになるという。
シリラート病院はタイで最初にダヴィンチを導入しており、これまでに東南アジアで最多となる3000回に及ぶ手術を実施。そのうち約2300は前立腺がんの手術となる。