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タイ漁業局が徳を積む行為である放魚に懸念を示す 「生態系に悪影響を与えかねない」

仏教徒が人口の大部分を占めるタイでは、雀や魚を放つことが仏教の徳を積む行為「タムブン」とされているが、漁業局はこのほど、放魚について、「もともとそこに棲息していない外来種の魚を河川に放流することで生態系に悪影響を与えかねない」と警告した。

今年のソンクラン祭でも国内のあちこちでタムブンとして人々が放魚する姿が見受けられたが、漁業局のバンチャー局長は、「河川や運河に淡水魚を放すことは仏教徒にとっては善行と考えられているが、外来種の魚の侵入を許して自然のバランスを崩すことにつながりかねない」と指摘する。

また、局長によれば、放魚するにしても、魚が生きてゆける環境を考慮して、巨大なナマズは大きな貯水池かメコン川に放し、ウナギも底に泥が溜まっていて流れの緩やかなところに放して欲しいとのことだ。

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