アフリカ豚熱 バンコク隣接県の食肉処理場でウイルス検出
農業省畜産開発局のソラウィット局長は1月11日、バンコクの西隣、ナコンパトム県の食肉処理場で採取した検体からアフリカ豚熱(ASF)のウイルスが検出されたことを明らかにするとともに、ASFは人には感染しないためパニックに陥らないでほしいと呼びかけた。
豚やイノシシが感染するASFは発熱や全身の出血性病変が特徴的な致死率の高い伝染病。業界筋によれば、ASFが国内の養豚業に影響を与えるとの見方も出ているという。
一方、ここしばらく豚肉価格の高騰が問題化し、政府が対策を講じているが、値上がりしている豚肉の代わりに鶏肉を求める消費者が増えているため、鶏肉が値上がり傾向にあることからタイ政府が鶏肉の価格抑制に動き出している。