工業規格試験不合格の低品質工業製品 昨年同期比で70%増 鉄鋼製品と建設資材が最多
工業省タイ工業規格局(TISI)によれば、現行法では19種144製品に該当する工業製品については工業規格試験を受けTISIの認証を受けるよう規定しているが、昨年10月から今年7月までに10カ月間に3億4400万バーツ相当の工業品が不合格となったという。これは前年同期の2億300万バーツ相当を70%上回るものだった。
昨年10月から今年7月までの不合格品の内訳は、鉄鋼製品と建設資材(1億2600万バーツ相当)が最多で全体の37%。このほか、家電品(1億1100万バーツ相当)は25%、日用品(1700万バーツ相当)は3%だった。
TISIの担当者は、「工業製品が工業規格検査で不合格となった場合、製造業者や輸入業者は2年以下の禁錮刑または200万バーツ以下の罰金刑もしくは双方が科される可能性があるほか、不合格品を販売した者には6カ月以下の禁錮刑または50万バーツ以下の罰金刑もしくは双方が科される可能性があるので注意して欲しい」と呼びかける。