FTI ワクチン接種スケジュールの前倒し求める 「年末まで待てない」
タイ国内最大の産業団体であるタイ工業連盟(FTI)は7月6日、年内に国民の7割に新型コロナワクチンを接種するという現行のスケジュールでは遅すぎるとして、政府に対し7割接種を早期に達成するよう要請した。これは、保健当局がインド由来の新型コロナ変異株「デルタ株(インド株)」の流行が急速に拡大してタイが感染第4派に見舞われる恐れがあるとの見方を示したことを受けたもの。
FTIの担当者は「国民の7割が接種を受けて集団免疫が達成されるのを12月末まで待つわけにはいかない」としている。