物価高騰対策に15億バーツ投入 全国3000カ所で割引販売
政府は1月18日の閣議で、物価上昇で国民が被る影響を緩和する措置に政府の中央予算から14億8000万バーツを割り当てるという商務省案を承認した。この措置は3カ月間実施される。
具体的には、バンコク首都圏約50カ所を含む全国約3000カ所で農産物や鶏卵といった生活必需品を割引価格で販売する。
一方、関係筋によれば、豚肉価格高騰について、養豚業者団体が「豚肉の供給不足が値上がりの原因」と説明しているものの、18日の閣議でプラパット副農相は、「国内で育てられている豚は約1900万頭であるが、うち約1800万頭が国内市場向け、約100万頭が輸出向け」と報告。需給バランスに問題はなく、豚肉価格高騰の原因とはなりえないとの見方を示した。