最低賃金引き上げが適切なら今年は4%の経済成長か
タイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)によれば、1日当たり最低賃金が生活コストの増加に見合ったものに引き上げられれば、タイ経済は今年、2.5~4%成長することも可能と考えられるという。また、今年はインフレ率が世界的なエネルギー価格の上昇で3.5~5.5%に達し、輸出が3~5%伸びることが予想されるとのことだ。
1日当たり最低賃金に関しては、政府、雇用者、被雇用者の代表からなる3者委員会が近く上げ幅を決める見通し。また、タイ工業連盟(FTI)は一部労組が主張している全国一律での492バーツへの引き上げに対し、「大幅すぎて中小企業が大打撃を受ける」と反対している。