タイ中銀総裁が利上げを示唆 インフレ高進を警戒
タイ中央銀行のセタプット総裁はこのほど、「タイでインフレが進んでいる。政策金利の利率引き上げが遅すぎてはいけない」と述べ、近い将来に利上げされる可能性を示唆した。
政策金利については、中銀の金融政策委員会(MPC)で、委員3人が0.25ポイント引き上げを訴えたが、賛成多数で0.5%に据え置くことを決めたばかりだ。
同総裁によれば、中銀が待ちの姿勢を長く維持してインフレが過度に高進した場合、大幅な利上げが必要となるが、そのような事態は誰も望んでいない。そのため、近い将来にころ合いを見計らって利上げに踏み切るのが望ましいとしている。