台風16号「ノルー」、29日深夜から未明にタイ東北部に到達
アヌチャ政府報道官によれば、強力な台風16号「ノルー」が南シナ海から西に移動中であり、9月29日深夜から未明にかけてタイ東北部に到達する見通しであることから、タイ政府は状況を詳しくモニターし迅速に対応策が執れるよう作戦司令室を設置した。昨年9月もタイは台風による豪雨に見舞われたが、今回も同じように非常に強い雨が降る見通しという。
気象局によると、台風ノルーは28日明け方にベトナムに上陸。29日未明はタイが暴風雨に見舞われる可能性が高いという。その後、ムクダハン、カラシン、コンケン、ペチャブンなどの県を通過し、30日にはスコタイ周辺に達するとの予想も出ている。
一方、在タイ日本大使館は9月26日、在留邦人にメールで台風への警戒を呼び掛けた。
「タイ気象庁は、強い台風(台風第16号(ノルー))が9月29日(木)にもタイに到達する可能性があり、この影響により9月28日(水)から10月1日(土)にかけてタイのほぼ全域で大雨になる可能性があるとして注意を呼び掛けています。
1.特に河川沿いの地域では洪水や鉄砲水が発生するおそれがありますので、ご注意ください。バンコク等の都市部においても市中の排水が追い付かず、道路などが冠水する可能性があります。
2.最新の気象情報の入手に努め、適切な安全対策を講じてください。」