ベトナムで鳥インフルエンザ感染確認 タイは水際対策強化
タイ当局はタイ国内で鳥インフルエンザ感染が拡大するのを防止すべく、国境の通行所などでタイに持ち込まれるニワトリやアヒルなど家きんと家きんの肉製品チェックを強化している。これはタイと国境を接するカンボジアの隣国ベトナムでヒトへの鳥インフルエンザの感染が報告されたことによるものだ。
タイでは20年ほど前に数年にわたり強毒性の鳥インフルエンザの家きんおよびヒトへの感染拡大。養鶏業や鶏肉輸出が大打撃を受けたほか、数十人に及ぶ死者が出ている。
なお、ベトナムでは以前から家きんへの鳥インフルエンザ感染が報告されており、今年に入ってから感染拡大を防止するためニワトリが10万羽以上殺処分されているが、数日前に8年ぶりにヒトへの感染が確認された。感染したのは5歳の少女で、鶏肉を食べたあと体調を崩し、現在、重篤な状態という。