タイ商務省 輸出向け果物の品質管理を強化
タイ商務省外国貿易局によれば、今年のタイの果物生産は前年を3%上回る678万トンにのぼると予想されているが、同局では22に及ぶ措置を講じてタイ産果物の品質向上に努めているとのことだ。
同局のワタナサク局長は、「予想されている今年の果物収穫量の増加は昨年末から今年初めにかけて気温が比較的低かったことによる。果物の品質管理に関しては農業局との間でとりわけドリアンなど輸出向け果物の品質の維持・向上に向けた厳しい対策の実施を協議している」と話している。
外国貿易局ではこのほか、今年中に12万カ所以上の果樹園にGAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)の登録をしてもらうことを目指している。GAPとは、農産物(食品)の安全を確保し、より良い農業経営を実現するために、農業生産において、食品安全だけでなく、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組となっている。