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深刻化するタイ大気汚染問題 ASEANが解決に協力

今年1月にASEAN(東南アジア諸国連合)の新事務局長に就任したカンボジアのカオ・キムホン首相補佐特命大臣がタイを訪れ、3月30日、政府庁舎にプラユット首相を表敬訪問した。ここでの会談で事務局長はタイを含む複数の東南アジアの国が深刻な大気汚染問題に直面していることから、プラユット首相の要請を受け入れ、ASEANがこの問題に取り組むことを約束した。ASEANはタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマーの10か国で構成される。

会談でプラユット首相は、この地域の複数の国が山火事や野焼きなどに起因する深刻な大気汚染に見舞われており、この問題をASEANの協力によって速やかに解決する必要があると指摘し、ASEAN加盟国による解決策協議の場を設けるよう要請。これに対し事務局長はASEANとして迅速に対応することを約束した。このほか会談では、ASEAN加盟国間の経済協力、デジタル化への移行、気候変動、世界経済なども話し合われた。

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