ピタ前進党党首が最低賃金引き上げに意欲
前進党のピタ党首はこのほど、同党を中核とする連立政権が誕生したら3者賃金委員会に働きかけて450バーツへの1日当たり最低賃金引き上げを実現するよう努めると明言した。この引き上げは同党が選挙戦で公約していたもので、雇用側からは人件費増大に伴う悪影響を懸念する声が出ているが、ピタ党首はすでに民間部門とこの件について意見を交換しているという。
政府、雇用者、被雇用者の代表で構成される3者賃金委員会が検討、決定している1日当たり最低賃金は都県別に経済状況などを考慮して決められており、最近では昨年10月に2年9か月ぶりに引き上げられた。最高額はチョンブリ、プーケット県などの354バーツ、最低額はヤラー、パタニ県などの328バーツとなっている。