今年の自動車生産台数見通し タイ工業連盟が下方修正
タイ工業連盟(FTI)はこのほど、今年のタイの自動車生産台数見通しをこれまでの195万台から190万台に下方修正した。中国からの電気自動車(EV)輸入が増加していることや金融機関が自動車ローンの条件を厳しくしていることが要因という。
FTI自動車産業部会の広報担当であるスラポンFTI副会長によれば、タイ政府がEV産業の成長促進方針を打ち出していることからタイでは中国製EVのマーケットシェアが拡大。そのため、今年のタイ国内市場向け自動車生産台数は当初、90万台あまりと見込まれていたが、FTIでは現在、5万台減の85万台程度にとどまると予想しているとのことだ。