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前進党幹部がタイ貢献党に警告 「罠にはまるな」

総選挙で第1党となった前進党による新政権樹立が暗礁に乗り上げたことから第2党のタイ貢献党が前進党を除外する形で連立政権を樹立する動きを見せているが、前進党幹部のウィロート議員はこのほど、「兄弟よ、彼らと同じ車に乗るんじゃない。彼らは君たちを山の頂上に連れて行って、そこで撃ち殺す算段だ。早く逃げ出して元の場所に戻ってこい。我々は君たちを待っている」とネット上に投稿。旧与党の複数の保守政党が貢献党と組んで新政権を誕生させようとしてるのは罠だとして、貢献党にこの罠にはまってはならないと警告した。

同議員によれば、保守派の政党は貢献党に協力する姿勢を見せているものの、議会内の勢力バランスの関係で新政権は保守派に牛耳られる恐れがあるという。さらに、保守政党と手を組むことで貢献党は支持を減らすことも考えられるとのことだ。

このほか、貢献党は不動産大手セーンシリをCEOとして率いていたセーター氏を首相指名選挙の第2回投票で首相に推挙する方針というが、警察の不正疑惑暴露で知られる元特殊浴場経営者のチュウィット元下院議員などがこのほど、セーター氏のCEO時代にセーンシリが脱税をした疑いがあると指摘しており、同氏の首相就任の妨げになりかねない状況となっている。

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