セーター首相 空港での出入国手続きと手荷物受取り時間短縮指示 観光促進のため
セーター首相は2月5日、タイの空の表玄関であるスワンナプーム空港を視察し、出入国手続きの迅速化と手荷物受取りにかかる時間の短縮を入国管理事務所の責任者に指示した。
首相は先ごろ、「出入国の手続きの時間は30分以内にする必要があり、手荷物を受け取る時間も短縮する必要がある」とネット上に投稿。関係筋によれば、「空港での手続き迅速化が観光促進に欠かせない」と首相が考えているとのことだ。
2月は中国春節(旧正月)で大勢の中国人がタイを訪れると予想されるほか、3月1日からはタイと中国が相互に入国ビザ取得を免除するため訪タイ中国人の増加に拍車がかかることが見込まれている。
一方、空港で手続きなどに時間がかかるとの不満を持つ人は多いようで、先ごろ台湾から帰国したある学識経験者もラジオ番組に出演し、スワンナプーム空港で手荷物を受け取るのに90分ほど待たされたにもかかわらず、この件について何もアナウンスがなかったと苦言を呈した。
1月に開かれたフォーラムで首相が明らかにしたところによれば、タイ国内の空港と関連施設の改善が3月に開始される予定。スワンナプーム空港では新しい滑走路が建設される。