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カドミウム含有尾鉱紛失事件 従業員8人に中毒症状 サムットサコン県

タイ中部サムットサコン県の精錬所で先ごろ、カドミウム含有の尾鉱(選鉱くず)約1万トンの紛失していることが発覚し、関係当局が調査に乗り出した問題で、保健省のキティ監察官は4月8日、同県ムアン郡(県庁所在地)バンナムチュートのJ&Bメタル社の精錬所で働く従業員8人にカドミウム中毒の症状が出ていることが確認されたと明らかにした。

尿検査などを受けた従業員は合計19人で、うち8人がカドミウム値が高く、中毒症状が出ていたという。残り11人は検査でカドミウムが検出されたものの、今のところ中毒症は出ていない。今後、19人全員が病院で精密検査を受ける予定という。

また、オパート保健事務次官によれば、カドミウム含有残土などが保管されていた東部チョンブリ県バンブン郡の倉庫でも、従業員や倉庫の半径3キロ以内に居住する20人から検査のために血液と尿の検体を採取したとのことだ

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