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タイ中銀報告 5月は工場設立数が閉鎖数を上回る 設立件数・資本金ともに前年比で増加

タイ中央銀行によれば、事業所の新規設立件数が工場の閉鎖件数を上回っており、タイの雇用状況に悪影響は及んでいないという。中銀金融政策委員会(MPC)書記のピティ中銀総裁補は、「新たに設立される事業所の数が工場や事業所の閉鎖数を上回っているので、中銀としては心配していない。登録資本金も新規開設の方が閉鎖を上回っている」と説明する。

また、工場の閉鎖についてもピティ総裁補は、「業務拡大などのための移転というケースが少なくない。移転のために工場を閉鎖するのはよくあること」と指摘している。

工業省工場局によれば、タイ国内で今年5月に設立された新工場は171件で、前年同月の143件を上回った。工場新規設立のための投資額も今年5月は168億バーツとなり、前年同月の81億2000万バーツを上回っている。また、工場で働く従業員数も今年5月が9836人で、前年同月の3936人を上回った。また、商務省流通事業開発局のデータによれば、今年4月に設立された事業所は6530件で、前年同月の6041件を8.09%上回っている。

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