バンコク都心の高級ホテルに6人の遺体 死因は毒物服用 食前に飲んだ紅茶に混入か
バンコク都心の5つ星ホテル、グランド・ハイアット・エラワン・バンコク・ホテルで7月16日夕方、客室内で男3人、女3人の外国人計6人が死亡しているのが見つかった。警察によれば、6人は、ベトナム人4人とベトナム系米国人2人で、争った形跡や室内が荒らされた形跡はなかったという。発見から間もなくして、6人が毒物服用で死亡したことが確認された。
室内のテーブルにはルームサービスで頼んだとみられる料理がほぼ手つかずのまま残されており、地元メディアは、食前に飲んだ紅茶に青酸カリなどの毒物が入っていた可能性があると報じている。
首都圏警察によれば、数日前に遺体で見つかった6人を含む7人がホテルの5部屋にチェックイン。このうち4部屋の宿泊者はチェックアウトするため、6人の遺体が見つかった部屋のドア付近には荷造りされた手荷物がまとめて置かれていた。
その後、ホテルから姿を消した1人は17日に身柄を拘束され、死亡した6人のうちのひとりに薬物購入を依頼されたと自供。ただ、6人が自ら毒物を服用したのかどうかは現時点では不明。