ピックアップ購入用ローンの不良債権が前年比39%増加 総額1380億バーツに
国営企業である国家信用報告機関(NCB)の報告によれば、今年5月はピックアップトラック購入のために金融機関が提供したローンで不良債権が39%増加した。今年5月時点のピックアップ購入用ローンの不良債権は合計1380億バーツだった。また、銀行が今年上半期(1~6月)に提供した自動車ローンは前年同期比で減少しており、そのため、自動車販売も縮小した。
NCB幹部は、「ピックアップトラックはタイ人家庭の多くにとって生活必需品である。そのため、家計債務の問題、とりわけ生活必需品購入のための借金問題を早急に解決する必要がある」と指摘する。
自動車ローンについては、金融機関が不良債権の拡大を恐れて貸し渋りをしており、これが新車販売に影響している。